COLUMN
コラム
【おすすめ】京都そば職人が美味しいにしんそばの作り方を紹介!
この記事の監修者
有喜屋 三代目店主
三嶋吉晴
有喜屋(うきや)三代目店主。有喜屋は1929年 京都先斗町に創業した本格手打ちそばと蕎麦料理を提供するそば屋です。 最年少で京都府優秀技能者表彰「京都府の現代の名工」を受彰。 手打そば職人としては全国で初となる「卓越技能章」を厚生労働大臣より受彰。 天皇陛下から授与される褒章である、「黄綬褒章」を拝受。
今回はにしんそばを家庭で美味しく作る方法を紹介します。
そばの茹で方から作る際の注意点を詳しく紹介しているため、ぜひご覧ください。
今回作るにしんそばはこちらからご購入できます。
そばを茹でる前の準備
まず、にしんそばを作る際に準備するものは以下の通りです。
- そばを茹でる鍋(蓋付き)
- そばを湯煎する鍋
- だしを作る鍋
- ボウル
- ざる
- 万能こし
- 氷水
- 薬味(白ねぎまたは水菜)
今回作るにしんそばでは、先に薬味を用意しておくと完成後の温かいにしんそばを食べることができます。
薬味は白ねぎか水菜で簡単に作ることができます。
調理開始
- 最初は鍋を2つ用意する
- だしを温める用の鍋も用意しておく
まず、鍋は茹でる用とそばを温める湯煎用の2つを用意します。
鍋を2つ用意する理由は、完成後に透明な色のしたつゆになり、お店で出されるようなにしんそばを再現することができるからです。
また、だしを温める用の鍋も準備しておくことでスムーズに調理をすることができます。
そばの茹で方
- 茹で時間は4〜5分と少し固めに茹でる
- 麺を入れたらいきなりほぐさない
さっそく鍋に火をかけて、乾麺を茹でていきます。
まず、麺を入れたらすぐに箸は入れずに、蓋をしてタイマーを4分〜5分かけて待ちます。
にしんそばを作る際は茹で時間を4分〜5分と短めにし、少し硬めに茹でると美味しくなります。
この時、お湯が沸騰してきたら、ふきあがる前に蓋を開けて火力を弱めて様子をみます。
そして、麺が自然にほぐれてきたら箸を入れて優しくほぐしていきます。
3分経ったら麺1本を味見して硬さを確認し、再び優しく麺をほぐし、少し硬めの食感になったら4分で火を止めましょう。
そばの洗い方
- ざるにあげた直後はすぐに水をかける
- 麺がもつれないようにしっかり洗う
そばが茹であがったらざるにあげ、その直後に上から水をかけ、流水にかけながらそばを洗います。
この時、麺がもつれないように、ほぐしながらしっかり洗いましょう。
ここまでの流れは手際よくやる必要があるため、事前に水やボウルを用意しておくことをおすすめします。
麺がほぐれてきたら水を捨て、氷水に付けて一度締めてざるにあげて水切りをしていきます。
温かいそばを作る場合でも、必ず氷水で締めましょう。
だしの作り方
- だしは沸騰させない
事前に準備しておいた湯煎用の鍋に火をかけて、隣のコンロにだしを入れて火にかけます。
この時、だしは沸騰させてしまうと香りが飛んでいきますので、沸騰させないよう注意しましょう。
盛り付け
- そばは潜らせながら温める
- にしんをだしに漬けると美味しくなる
だしが温まってきたら、万能こしを使用して、先ほど水切りしたそばを数回ほど鍋のお湯に潜らせながら温めます。
そばを温めた後は、手を火傷しないよう注意して器も温めます。
温めた器にそばと温めただしを入れると、かけそばができます。
ここに天ぷらをのせると天ぷらそばになったり、だしに鶏を炊いて鶏なんばそばをつくれたり、様々な味を楽しむこともできます。
今回はにしんそばなので、そばの上ににしんを乗せたら完成です。
この時、にしんはだしに漬けることでにしんが温まり、身が柔らかくなるため、美味しく食べることができます。
事前に準備した白ネギや水菜を入れたら美味しく食べられます。
また、七味唐辛子を入れると非常に美味しくなりますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回はにしんそばを家で美味しく作る方法を紹介しました。
意外と知られていないこともあったと思うので、ぜひ実践してにしんそばを美味しく食べてください。
今回作るにしんそばは以下からご購入できます。